しかし、単に神経が図太いだけでは、真の意味で優れたリーダーになることはできません。むしろ逆です。実際、私がこれまで接してきた一流のリーダーはみな「繊細さ」を持ち合わせていました。
周囲の人々に細やかに気を配り、常にリスペクトの気持ちを忘れない。心配性だからこそ細部まで徹底的に自分の頭で考え抜き、臆病だからこそあらゆるリスクに備えて万全の準備を怠らない。だからこそ、いざというときに決然とした意思決定を下すことができる。そして、その決断を支持する人たちの力を借りながら難局を乗り越えていくのです。
リーダシップとは、相手を無理やり動かすことではない。そんなことをしても反発を食らうだけ。それよりも、魅力的なゴールを示して、メンバーの共感を呼ぶことが重要。そして、メンバー1人ひとりの主体性を尊重することで、チームが自然に動き出す状況をつくる。こうして結果を生み出していくことこそがリーダシップ。そのためには、相手の気持ちを思いやる「繊細さ」こそが武器になるのだ、と気づいたのです。
また、世界の変化を真っ先に感じ取っているのは、現場の最前線で働いているメンバーです。彼らが感じ取っている微細な変化が、いかnスムースに経営層まで届くか。そして、経営と現場で意思疎通を図り、いかに最適な対応策をスピーディに打ち出すことができるかが、勝負を分けるのです。
社長室でふんぞり返って、幹部の心地よい報告だけを聞き、人事権を振りかざして組織を動かしていると勘違いしている、鈍感なリーダーでは話にならないということです。
ただし、もちろん単に小心なだけではリーダーは務まりません。リーダーシップは座学では身につかない。
ここぞという局面では腹をすえた決断をしなければなりませんし、ときには周囲の反対を押し切る豪胆さも求められます。重要なのは、細やかな神経を束ねて図太い神経をつくること。そのためにどうすればよいか?その秘訣を、私の経験をご紹介しながらまとめたのが本書です。
リーダーシップは実学。さまざまな経験をしながら、身体でつかみ取っていくしかないもの。
とも著者は言ってます。
本書では、荒川さんの経験を、
「これだけは守らなければいけない」という原理原則を語っていただいてます。
とても参考になる経験、格言が溢れています。
そして、リーダーシップこそが、人生を楽しむ秘訣だとも言ってます。
ワクワクします。
このような考えを持ち、行動しているリーダの元で働きたいと思います。
自分自身は経営者でもありませんが、チームは抱えています。
荒川さんの考えを参考にリーダーシップを発揮していきたいです。
そして、人生を楽しんでいきたいと思います。
優れたリーダーはみな小心者である。
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